
U-WAN代表
棚原 秀樹(たなはら ひでき)
中小企業において「経営者と社員をコミュニケーションで繋ぐ」。
私が情熱を傾けて取り組んでいるテーマです。
経営者と社員がコミュニケーションをしっかりとれるようになると、組織内の「人間関係の問題」が解消し、「ビジョン実現のためのチームビルディング×チームマネジメント」を実施できるようになります。
私は経営者が自分自身のことをさらに深く理解し、仲間や顧客との円滑なコミュニケーションを組織づくりに活かせるよう、対話を通してサポートしています。
大学卒業から独立に至るまで
対話を通して仕事をしている私の過去を少しだけ紹介させてください。
大学卒業後、コールセンターの会社に就職しました。私の仕事は、証券会社に出向して新規コンタクトセンターの立ち上げや、オペレータ育成業務でした。
オペレータ育成業務においては、証券知識を習得してもらうための教育スキルも必要でした。
しかし、それ以上に必要とされたのはコミュニケーションスキルだったのです。
「思うような顧客対応ができない」
「クレームが辛い」
「勉強についていけない」
このような業務に対する不安を抱える社員が多くいたので、1 on 1を通じてメンタルケアを行うことが、重要な仕事だったのです。
いま思えば、私のコミュニケーションスキルの基礎力はこの時期に育まれたと言えます。
仕事にやりがいを感じていた私ですが、ある時ふと「コールセンター業界で一生を過ごすのもなぁ」と違和感を覚え、MBA留学を決意。
その後すぐ、オーストラリアに留学し勉強に励みました。
帰国後は、東京でコンサルティング会社に就職。
日本企業の米国進出の支援、現地法人へ赴任する社員のビザの取得や就労サポートなどの業務に取り組んでいました。
結婚を機に東京から地元沖縄にUターンし就職。ここではじめてビジネスの醍醐味を知りました。
✔️事業部の再生
✔️新事業の企画立案
✔️M&A業務
これらの仕事に私はワクワクしました!
さらにキャリアアップをした私は、二社目のコンサルティング会社でさらにコンサルタントとして経験を積みます。
法人および、経営者個人の課題解決
人材育成のコンサルティング
企業研修
金融機関や商工会議所でのセミナー
人とダイレクトに関わりながらビジネス上の課題を解決していく。
「コンサルタントって本当に素晴らしい仕事だ」と感じていた私は、どんどん仕事にのめり込みビジョンを胸に独立したのです。
人生で初めて人間関係で悩む
しかし、ワクワクはいつまでも続きませんでした。
意気揚々とコンサルタントとして独立したはずだったのですが…
私はこれまでの人生で最も人間関係に悩む時期を過ごしました。
独立後、コンサルティング仲間と共にプロジェクトを回すようになります。オペレータ育成業務を軸として、これまでのさまざまな業務経験で培ったコミュニケーション力に、ハッキリ言って自信をもっていました。
しかし、一緒に仕事をする仲間と考えや気持ちのズレが多発するようになってしまったのです。
最初は小さかった違和感が次第に膨らみだし、気がつけば人間関係はお世辞にも良い状態とは言えなくなりました。というか、ハッキリ言ってボロボロの状態になってしまったのです。
仲間たちから私に投げかけられる発言が、どうしても「自分を否定する指摘」に聞こえてしまっていたのです。
「自分が間違っているのだろうか?」
「自分はダメな人間かも。〇〇を直さないといけない…」
「ダメなところを直さない限り、コンサルやセッション、セミナーなど人の前で話す資格なんてない…」
自分を責め続ける日々。なんとか課題を克服して、仲間との人間関係を再構築するために一年間、とにかく努力を続けました。しかし、状態が改善することはありませんでした。
改善するどころか逆に、仲間だったはずの人と一緒にいると、謎の倦怠感と吐き気、咳などが出るようになったほどです。
「もうこれ以上、ここではやれない。お荷物になっている自分は迷惑ばかりかけている。何もできない自分が本当に情けない…」
私の本音を一言で言えば『逃げ出したい』でした。
この上なくネガティブな状態になった私は、初めて「これが鬱の症状か?」と思い、本やネットでうつ症状について調べていたのです。
全ての原因は自分自身にあった
・仲間の言っていることに応えられたら何も言われないはず
・求めてくれていることに完璧に応えたい
・とにかく仲間を喜ばせたい
・怒らせたり嫌な思いをさせたりしたのであれば、とにかく謝ろう
このような後ろ向きな思考で頭がいっぱいだった時、人間関係について書かれた一冊のe-bookに出会いました。
『心の内を出さない限り、信頼関係を築くことはできない』
e-bookの中に書かれていたこの1行を読んだ瞬間、ハッとしました。
私は、「逃げ出したい」という本当の気持ちを誰にも明かさず、自分の胸の中に閉じ込めたまま、一人で頑張っているだけだと気づきました。と同時に、「逃げ出すことは許されることなのだろうか」という考えが頭の中を占拠し、心に葛藤が押し寄せてきました。
葛藤に押しつぶされそうになった私。だけど、どうにかして状況を変えたかったので、誰よりも信頼している妻に、これまでの経緯を含め『心の内』のすべてを話してみました。
静かに話を最後まで聞いてくれた妻。その妻が私にかけた言葉はたった一つでした。
「あなたの良さは人に寄り添えること。
だから、自分自身にも寄り添ってあげて」
「自分自身に寄り添う」なんて、微塵も考えたことがなかったので衝撃を受けました。
しかし、「自分の気持ちの赴くままに話をしても否定されず、ただ丸ごと受け止めてもらえる」ことが大人にどれほど大切なものか、妻が話を聴いてくれたおかげで、この大切さを身体のすべてで理解していた自分がいました。
「受け止めてもらえる安心感こそが、信頼関係を紡いでいく」
心の奥からこのように感じたのです。
妻との対話を通して『自分の気持ちに正直になることの大切さ』に気づいた私は、仲間のもとに行き、話しをしました。
・自分の気持ちや感情に正直に向き合っていなかった
・自分に嘘をつき誤魔化していただけで、頑張っている“つもり”になっていた
・いま、自分は逃げ出したいと思っている
正直な気持ちを伝えると、仲間は「私」という存在を受け入れてくれました。
このことがきっかけで、新たな一歩を踏み出すことができました。
生き方とビジネスの方針
『自分の気持ちに正直に生きること』の意味を、仲間や妻のおかげで理解した私は、
「これからは自分自身に嘘をつくことなく、本当の気持ちをきちんと伝え生きていく」と決めました。
正直な気持ちから生まれる対話に救われたと心から感じました。
そして、『話しを聴くこと』を軸として仕事をする。『聴く』に徹底的にこだわっていく決意をしました。
経営者にも社員にもお互い、必ず『正直な気持ち』が存在しています。
しかし、正直な気持ちほど「それを言ってしまうと、どうなってしまうのかわからない」という怖さがあります。私も妻に心の内を話す時は、心臓の音が聞こえそうなくらい緊張していたので、この怖さには共感します。
家族でも不安を感じるのが本音の話し。
上辺ではない『正直な気持ち』を話すことは、時に勇気のいることです。
しかし、少しだけ勇気を振り絞ったら、「人と人との繋がり」というかけがえのないものを得られます。
企業が抱えるほぼすべての課題は「人」に基づいています。つまり、組織づくりやチームマネジメントの課題の根本は「人間関係」です。
コミュニケーションに自信をもち、高くなった鼻をへし折られ、そこから大切なことを学んだ私。
このようね経験をしてきた私だからこそ、『良好な人間関係を構築し、経営者と社員がつながる組織づくり』というテーマに情熱をかけて取り組んでいます。
ちょっと壮大な目標。だけど挑戦したいビジョン
沖縄生まれ沖縄育ちの私。
沖縄には
『ゆいまーる(助け合い)』
『いちゃりばちょーでー(一度会った人は家族のように接する)』
『ちむぐくる(心からの思いやり)』
といった素敵な意味をもつ方言が沢山あります。
この精神が文化として根付いているからこそ、「人を想い、支え合う」を自然に表現できるのが沖縄人であり、最高の魅力の一つです。
沖縄の心の豊かさと
沖縄県外のビジネスレベルを組み合わせるための橋になる
これが私の使命であり、ゆいまーる(助け合い)の精神を、沖縄のビジネスシーンに。そして日本全国へと広げていくのが私の夢です。